なぜ、この会ができたか。

この会が設立された、理由。


いま、日本の従来のマーケティングは「 すでに、死んでしまっている。」 とさえ言われます。
これまで売上の増大に酔ったマーケットの大量実績は、 最近ではほとんど見失われてしまっている、と見ることができるでしょう。 この動向を呼んでしまった原因は、当然、数多く挙げることができるわけ ですが、昔と違ってこのごろのマーケティングが強い効果を挙げなくなっ ている消費不振の最大の理由が、幾つかあります。
まず第1に、「 顧客の潜在的な欲求が個性的に細分化していて、大量な一 律的供給が困難になっている。かんたんに言えば、一義的にはモノ、サー ビスが飽和・充足状況となった現実 を背景にして、「 供給者側の考え方 を、これまでと逆に、顧客側が精密に、冷たく観察・評論しやすくなって いる ため 」といえます。
多くの顧客が世界的な製品知識、マーケット事情、売場展開、の詳しい感 性情報を持っているのに、実際には供給側の知識や開発力が顧客に追いつ いていない。メーカー、流通、売場までが、顧客ほどは明確に潜在感性を 把握していない実情が指摘できるでしょう。 供給側がすべて主導だった在来とは主客が置き代わった、「 潜在感性の時 代 」であることが断定できるわけです。
こうしたマーケットの中では、顧客から学ぶというマーケティングの基本 的教訓は残っているものの、これまでの「教科書的なシステム・マーケテ ィング 」の実務は、もう活性的な影響力を持てない実情が、明確に再認識 される必要が不可欠となります。

それでは21世紀はどのように、市場活動して行くべきなのでしょうか?
私たちは、これまでのルール軌道化したマーケティング手法を捨てて、で きるだけ多くの顧客の潜在動向から確実に発想を開始する原点からスター トすべきなのですが、それは調査や単純な経験からは容易には把握できな いことが最初の壁となります。
「 ほんとうに求められている方向 」「日本人の明日が真に希求している 生活」というものが、そのキイワードとなるでしょう。
新しい世紀のマーケティングは、これまで試行されなかった新しい目標達 成の構築技術で開花させ、仕上げる手法が必要、といえます。 そこでの創成新技術は緻密な「 LCM--レイテント・コンストラクティブ・ マーケティング Latent-constructive Marketing 」、確実な感性動向に 交流し合って、むしろ科学的なアイデアでマーケット対策を推進して行く、 革新技法が発揮されなければなりません。 そして企業や行政は、あたかも新しいマーケティングを主唱しているよう な偽者のマーケットプランナーに、騙されてはいけません。 むろん、すぐれた特殊新技能を持つ専門能力者は微々たる数、と言わざる 得ませんし、その方向は共感しながらも現実では勉強中の実務者も稀少な 現状ではあります。
こうした変革の世紀に突入して、重要技能の能力者と研究者が集結して、 これからの企業・行政活動、今後の地域・産業、さらにこれからの社会、 これからの政策・戦略を、本来無ければならない、ほんとうに期待される 活性マーケット、環境を構築して行かなくてはいけない、と考えるのです。
この目標と手法討議を重ね、話し合いも続けて、私たちは「 日本マーケィ ング・プロデューサー協会 」という機能を設立し、運営を継続しています。 21世紀のマーケット・プロデューサーの役割は、製品化や販売の支援だけ にとどまらずに、「 地域の新しい構造変革 」や、「 社会環境の創造育成 」 にも力を注いで行かなくてはなりません。数多くの目標と責任とを背負っ て、必ず成果を実現する技術を、時代のために努力することを志して、忙 しい活動を毎日積み上げています。
寄せられる多くの方々のご声援を感謝し、今後もご交流を期待いたします。